小学校でのプログラミングの学習が必須となりました。小学生のうちはコードを覚えたりする難しいことに取り組むのではなく、プログラミングの概要を知り、楽しみながら親しんでいく事が目的となっています。
そのため、小学校でのプログラミング学習はプログラミングの基礎を知り、将来より興味を持ってさらに学習を進めることができるようなカリキュラムとなっています。
低学年では多くの場合アンプラグドというプログラミングを学習します。コンピュータやタブレットを使わず、代わりにカードやボードを用いてプログラミングを学習する方法です。
例えばご飯を食べる、階段を上るといった日常的な動きを例にプログラミングを体験することで基本的なことを学びます。この学習により自分の思考を可視化し、順序立てて自分の考えを伝えることができます。
次に学習するのが専用のソフトなどを用いたプログラミングです。タブレットやコンピュータでアプリケーションを使ってプログラミングを行います。カードやボードよりも高度なプログラミング体験ができ、さらに深く理解し、プログラミングを楽しむことができるようになります。
高学年になると正多角形やグラフをプログラミングする学習を行います。教師は基本的なプログラミングの機能しか伝えず、子供同士で相談しながら試行錯誤していく事も学習の一環となっています。失敗を繰り返すことが大切で、その中でプログラミングの重要かつ基本的な動作などに自分たちで気づき、手書きでは書けない正確な図やグラフを書けるようになる事で成功体験を積み上げていくことが大きな学習の目的となっています。